2013年8月23日金曜日

断熱材 の こと

  ガラス繊維協会の認定制度の
グラスウール充填断熱施工技術マイスター認定制度というものがあります。
 
前半は事務所にて 講義をうけ、
後半は現場にて細かい部分の施工方法を学びました。
 
筆記試験と実地試験両方合格で マイスターの称号をうけることができます。
 
無事4人とも 合格することができました。写真のスーツの方は ガラス繊維協会の先生のかたです。 
 
 
 
住宅の断熱材といいましても いろいろあるのですが、
 
今までほとんどの住宅で使われきたのが、このグラスウールです。ガラスの繊維が集まったものです。
 
が、最近では その種類も増えまして、
 
例えば 自然系の 羊毛断熱材 ウールですね、  それと セルロースファイバー 簡単に言うと新聞紙などの紙を細かく粉砕したものです、
 
他には 外張りウレタンボードですとか、 現場で吹き付ける 現場発泡ウレタンですとか 発砲スチロールみたいな感じのものを 壁の外にはりつけたり、 中に吹き付けたり などなど 
 
施工方法も 特徴もさまざまです。 
 
それぞれに 長所と短所があります。 
 
 

その中でも SUGIEでは 今まで通り グラスウールを選択しております。
 
 
 
 
 
 


理由は 1番 コストバランスがいいのではないか と判断したためです。
材料費は1番リーズナブルだと 思います。

原料の80%以上が リサイクルガラスでできている というのも 高得点ですね。

欠点は 施工精度による 内部結露があるのですが、
今回の試験によって 現場での施工精度もあがり、知識もビッチリたたきこんだため、
その欠点は カバーできると考えました。

さらに 外壁側に 通気層をつくることで、壁内の湿気を外へと逃がし、より内部結露のおこりにくい環境にしています。 


下の写真は 昔の家の 土壁です。 




個人的には 壊すのはもったいないとおもうのですが、 この時は一部解体しました。 

昔の家は土が断熱材だったのですね。 100% 自然素材です。100%自然素材なため、昔の家は こわしても ゴミがでません。 

でるのは 土と竹と ほこりなので 放っておけば 土に還るのです。
究極の エコ のような気がします。

この土の部分を今は グラスウールにしてるということになりますね。 

たった半世紀でこんなにも 造り方って 変わってしまうものなんですね。 

    「諸行無常の響きあり」   こんな一文を思い出します。

ちょっとニュアンスがちがいますか?  


 


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