2014年7月30日水曜日

むっちゃんずdays #14 未完成を楽しむ



我が家は30数年前 新築したものですが
その当時から、なぜかところどころ未完成の部分があるのです・・・




当初からここはああしよう・・・?いやこうしよう・・・?
と気持ちが固まらないまま いつのまにか30年!!

でも こうなれば ここの所、随分便利になりかっこよくなるなぁ・・・とか
頭の中でアレコレ想像していると結構楽しいものですよ

住いというもの 家族構成とか
長いサイクルで観れば 意外と流動的であり
その時代、時代を楽しみながら住まえたら 最高!だと思います

今 私のところでは 3才と0才の 孫と 一緒に遊べる空間づくりを考えているところです。
言ってみれば、大人 子供に限らず

人間には 完成はないのかも・・・・・・・

                             

                              棟梁  杉山 睦雄






2014年7月19日土曜日

骨組み見学会 の ご案内




こんにちは SUGIEです

  

骨組み見学会の ご案内です

完成見学会も 開催する予定ですので そちらとあわせて

ご覧になられると より面白いかもしれません

お気軽におたちよりください


お問い合わせは こちらまで 

054-246-5829

            お待ちしております


静岡市の 安倍川橋 近く







2014年6月17日火曜日

まずは!!


こんにちは! SUGIEです 



まずは!! 家づくりの一番初めに必要な物 といえば

土地ですね

理想の土地を見つけたら さぁ工事の始まりです!!っとまぁ

その前にもちろん 上物のデザインなどなど
綿密に打ち合わせをしておくのですが・・・






↑さて その土地の高さを測量しているところです いよいよ家づくりがはじまります








これは ↑ 地鎮祭という 儀式です

土地の神様に ご挨拶といったかたちでしょうか?
SUGIEスタッフ 職人 棟梁  毎回ですが気持ちが引き締まります 




↑ そして ロープで 建物の配置をあらわします

図面が 実寸になったわけです




↑ さぁ 基礎の下地作りです 




↑下地完成!!  なんだかケーキみたいですね?

徐々に徐々に 現場が動き出しました!


2014年5月14日水曜日

むっちゃんずdays #13   不思議な夢


その日の朝、夢なのか現実なのか 分らないまま目が覚め 気が付いたら
ズボンの右と左のポケットに1枚ずつ 行先の違う
電車 の 切符が入っていたのです

自分で買い求めた覚えはないのに、でも好奇心でとりあえず、右のポケットの切符で
最寄の駅から乗って試みることに・・・

目的地に辿り着き降りてみると、それぞれみんな ゾロゾロホームから
降りていくのだけど、改札口はなく、

大勢の人々が 自然にその街に 溶け込むように

やがてみんなの姿がみえなくなって行くのでした。

その町は道路が 全て舗装されていない京都の寺町風。

しばらく 風情ある町を 不思議な感覚で歩きながら 
ほどよく疲れたなぁと思っていたころ、

向こうに駅らしいものが 見えてきて・・・

あっそうだった もう一枚の 切符が ポケットに入っていたんだっ!


その切符で もう一度 電車に乗ることにしたのです

今度降りる町は どんなだろう??

でも どおして 2枚の切符が ポケットに??

と思いながら・・・

・・・・・・


今 手掛けさせて頂いている 仕事でも 一つの仕事が終わるころ 
また 誰かが 新しい 切符を ポケットの中に入れてくれる

有り難いものです 


その繰り返しで早いもので40数年!

これからも その 頂いた切符を 大切にして行きたいです


                棟梁 杉山 睦雄

 


2014年4月10日木曜日

むっちゃんずdays #12 職人とは 

職人とは、  “触認”  でなくてはだめだと思います。
私の今までの 体験から感じたこと・・・
あるとき、仕事のし過ぎで 腰が痛くていたくて・・・ 知人に紹介された
スポーツ整体(有名なスポーツ選手も通っているという)
行きはじめ 10数回通ってから 少し間をおいて通院したときのこと
施療後 先生から 「あんたの腰は シツコイ から もっと頻繁にこないと治らないぞ・・・?」
と カルテ片手にそう告げられました。
しかし その時、いくら6.7人の従業員(整体師)をかかえている先生でも
その言葉を私は 即信用できませんでした。
というのは今まで、10数回通ったのに その先生は まだ一度も私の体に
触れていなかったのです。  さわりもしないで・・・
「紙っぺら1枚をみながら 何がわかるのか・・・?」 と
そうそう この間 運転中のラジオの中で 
私と同じような思いでいる人がいました。
その方も それ相当の年輩のおばあちゃん。
数年前から 高齢から防ぎきれない持病を抱え、評判をたよりに 先生にみてもらった時のこと
検査検査で 病院中 次は3階の・・・とか・・・
待ちくたびれたころ やっと 自分の番が まわってきて
先生にいろいろ不安なところとか
伺おうと思っていた、 ところが 先生は忙しそうに
カチャカチャカチャカチャ ~ と   データを打ちながら
私の方を ちっとも 見てくれない 診てもくれない 触ってもくれない・・・
その時の   “川柳”
「ねぇ先生!! パソコンの中  私はいません」
病気は 気の病と言い、信頼できる先生に世間話のひとつでも
交えながら、極めて少ないひとときでも
“手当”して頂いたとき 50%は 回復の
方向へ行くのだと聞いたことがある。
それくらい 人の手とは、 素晴らしいもので
何事もそうだろう・・・?ではなく 
職人は “触認”でなくてはいけないと 痛切に 思います。
 


2014年2月28日金曜日

むっちゃんずdays #11 小さなおもてなし

だいぶ昔のことですが


、静清国道をトラックで走っていたら

信号付近で立ち止まっている、熟年夫婦連れから
「臨済寺はどちらですか・・・?」と尋ねられ
とりあえずおしえようと話し始めたのですが、
自分の説明ではちょっと 解りずらそうだったので、
「いいよ!ちょうどそっち方面へ行くから
そこまで乗せてってやろうか?」
と言ったら、
「・・・じゃあ申し訳ないけど いいですか?」
「どうぞどうぞ!」  ということになり、門前までお供しました。
別れ際に その熟年夫婦
「全くの初対面なのに親切にして頂き・・・」と
ひどく有難がれました。  その方達は 横浜から来て
静岡へは 観光目的で訪れたと言っていた。
その時人に親切にするとアドレナリンが出て
 TOTEMO 清々しいもんだなと 思いました
よその県からのお客さんに対して静岡県民を代表して
小さな   お ・ も ・ て ・ な ・ し
ができたような気分でなぜかその日一日中気持ちよく仕事ができました。
       棟梁 杉山 睦雄

2014年2月11日火曜日

むっちゃんずdays #10  現場の空気に 慣れる







以前出会ったことのある大工さん、
その方は代々木の体育館とか 広いところの床を専門に手掛けてきた人で
面積の広い床を これから張ろうとするとき 1か月くらい前から
予め床板をほぼ 等間隔に並べて置くのだと
そうすることにより 、 その材が

「現場の空気に慣れてきて言うことを聞いてくれるのだ!」

と教えてくれました。

その時私は 「木も人見知りするんだなぁ・・・」と思いました

私達もそうなんです

ひとつの現場に長く通うことにより様々なことが分ってきて、突然
いい  idea  が浮かんでくる

先ず 現場の空気に慣れると言うことが
職人の第1段階として 大切なことである

            
          棟梁   杉山睦雄